日本国民一人当たりの電球類年間消費量は一般蛍光灯類約3本と電球1個で、白熱電球を蛍光灯に替えると消費電力は4分の1になり、寿命も4倍になります。
これを受け、経済産業省は2012年までに家庭用白熱電球を廃止にする方針を打ち出し、各メーカーも生産ラインを廃止にするなど、ますます蛍光灯へのシフトが加速することが予想されます。
しかし、蛍光灯には水銀が含まれているにも関わらず、現在日本では使用済み蛍光灯の約80%を埋め立て処分するなど、まだまだリサイクル出来る業者が少なく、その重要度と必要性はさらに増してきています。
土壌埋立禁止の特定有害物質(25種類)に水銀及び水銀化合物が含まれました。
体内に入っても短時間で排出する無機水銀は無害であるとの理論により、日本は長い間使用済蛍光灯を埋立処分してきました。
しかし、世界中の科学者が無機水銀も土中のアセトアルデヒドやアセチレンと直接化合して有機水銀を生成したり、紫外線で光化学反応して有機水銀に変化することを発表しています。
(「はるかなる水銀の旅」山本斌曠著(山文社))
不適正処理に対して排出事業者も連帯責任並びに現状回復の措置命令(最高刑:5年以下の懲役、1,000万円以下の罰金(法人罰金1億円))等の法改正が成立し、特定有害物質に指定されている水銀を内蔵した使用済蛍光灯のリサイクル処理が急務となっています。
経済産業省産業構造審議会でリサイクル予定品目に使用済蛍光灯が追加されました。
これにより、新規リサイクル事業の誕生が展望されています。
一般廃棄物は自治区内処理を原則としており、「マーチ21」を設置したお客様は、市、町、村と「一般廃棄物処理委託契約書」の締結により、独占的に使用済蛍光灯類を受注出来、購入後は安定経営が出来ます。